くぼメンタルクリニック

  • 〒550-0013 大阪市西区新町4丁目4-2 にこにこビル103号
06-4393-8470

くぼメンタルクリニック

MENU

成人

Medical

うつ病

現代社会はストレスに溢れています。

ストレスがうまく解消されないで、心と体のバランスが崩れ、心身に不調をきたすことは誰にでも起こり得ます。

眠れない、食欲が無い、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった状態が続いている場合は、うつ病かも知れません。

うつ病は、精神的・身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間なように感じられてしまいます。そのため普段なら難なく乗り越えられるようなストレスも、より辛く感じられてしまうという悪循環が生じてきます。

こうした状態になったら、一人で悩まず、とにかく早めにご相談ください。

早めに治療を始めるほど回復も早いので、十分な休息と的確な治療を受ければ、ほとんどの場合それまでと変わらない生活を送ることが可能です。

うつ病の主な症状

  • 気分が晴れない
  • 大好きだったものに興味がわかない
  • 嬉しいはずなのに喜びを感じない
  • 集中できない
  • 頭が働かない
  • 自分は価値がないまたは価値が低い
  • 消えてしまいたい、死にたい
  • 食欲が出ない

このような症状でお困りの際はうつ病の可能性があります。

当クリニックではうつ病に対してのTMS治療を実施しておりますのでご相談ください。

双極性障害(躁うつ病)

うつ病は、うつ状態だけが起こる病気のことをいいますが、双極性障害とは、うつ状態に加え極端に活発に行動してしまう躁(そう)状態も現れ、「うつ状態」と「躁状態」を慢性に繰り返す病気のことをいいます。以前は「躁うつ病」と呼ばれていましたが、現在では両極端な病状が起こるという意味で『双極性障害』と呼ばれるようになりました。

躁状態では、眠らなくても活発に活動できる、次々とアイデアが浮かぶ、過度に自分は特別で能力が高いと信じこむなどの症状が見られ、軽はずみに無謀な行動を取ってしまう結果、社会生活に支障をきたすこともあります。

実は双極性障害であるのにもかかわらず軽い躁状態を見つけられず、うつ病と診断されているケースもみられます。うつ病の治療をしても効果がない、または不十分だった患者様が双極性障害だったということもあります。

うつ病は「うつを良くする」ことが治療目標ですが、双極性障害は、「躁・うつの波を、いかにコントロールするか」が最大の治療目標です。

双極性障害の主な症状

  • うつ病の諸症状
  • 睡眠が少なくても平気になる
  • 理由もなく自信に満ち溢れている
  • 普段よりおしゃべりになる
  • 注意力が散漫になりやすい

このような症状でお困りの際は双極性障害の可能性がありますのでご相談ください。

統合失調症

統合失調症は、多くは思春期から青年期に発症する精神疾患で、「幻覚」や「妄想」といった症状が特徴的です。この病気は脳の神経ネットワークにトラブルが生じる「脳」の機能障害と考えられており、およそ100人に1人弱の割合で発病します。

生まれながらストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症すると言われます。

経過は人によってさまざまで、非常に薬が効いて、症状のコントロールがうまくいく方、そうはいかない方など、いろいろな患者様がいらっしゃいます。したがって、患者様がどのような経過をたどるかの予測も難しいところです。

ただ、「発症早期の治療」が重要であることは認められており、早期のうちに、適切な治療を受けることが大切です。思いあたる症状があれば、早めに受診されることをお勧めします。

統合失調症の主な症状

  • 周囲の人や音が気になって仕方がない
  • 確かに声がするのに、周りの人は否定する
  • 疑い深くなった
  • 考えがまとまらない
  • 世の中の様子がおかしいと感じる

このような症状でお困りの際はご相談ください。

不安障害・パニック障害

人が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることは、自分を守るためにとても大切です。しかし、その不安がいき過ぎてしまうと、日常生活に支障をきたすようになります。いき過ぎた不安を感じるようになった状態を「不安障害」と呼びます。

不安障害のなかでも代表的なのが「パニック障害」です。

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害と言います。

このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。

最初に発作が起きる原因には、過労やストレスなどが関係していると考えられています。その後、再発することへの強い不安(予期不安)によって発作が起こる場合もあります。

このパニック障害の治療では、抗うつ薬や抗不安薬による薬物療法とあわせて、少しずつ苦手なことに挑戦し、慣れていく心理療法が行われます。無理をせず、自分のペースで取り組むことが大切です。

不安障害(パニック障害)の主な症状

  • 急につよい不安感に襲われる
  • 人前で極端に緊張してしまう
  • 発作的に呼吸困難感や動悸などが起こることがあり、その後も同様の発作を恐れて行動範囲が狭まる
  • 特定の状況で恐怖感を感じる

このような症状でお困りの際はご相談ください。

強迫性障害

強迫性障害は、ある考えや行為にとりつかれてしまい、自分でも「ばかばかしい」「不合理だ」とわかっているにもかかわらず、どうしてもそれを排除することが出来ず、日常生活に支障をきたす、こころの病気です。

不安あるいは不快な考えが浮かんできて、抑えようとしても抑えられない(強迫観念)、あるいはそのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為を繰り返す(強迫行為)不安障害に分類されます。

脳内部の化学的な働きの不具合によるものと、心理的な要因および性格(几帳面、生真面目、融通が利かない)などが関連して、発症するのではないかと考えられています。

治療は、薬物療法と暴露反応妨害法(強迫観念による不安と向き合い、やらずにはいられなかった強迫行為をしないよう我慢するという行動療法)を中心に行います。

強迫性障害の主な症状

  • 何度も手を洗わないと気が済まない
  • 火事や泥棒に遭うのではという心配になる
  • ドアのカギをかけたかどうか心配
  • 何度も戸締りを確認する

このような症状でお困りの際はご相談ください。

適応障害

適応障害は、仕事や家庭などの環境がストレスとなり、不安や抑うつやイライラなどの症状があらわれる疾患です。特に周りの環境が新しくなった時(昇進・出産・結婚・離婚・就職)に環境になじめずにストレスを感じ、心身のバランスを崩してしまうこともあります。

お悩みの際はご相談ください。

睡眠障害

睡眠障害とは、睡眠に関して何らかの問題がある状態を言います。

睡眠障害の背景には、人口の高齢化、ライフスタイルの多様化、生活リズムの乱れ、ストレスなどがあるのかもしれません。

睡眠に問題があるというとまず思い浮かぶのはこの不眠ですがそれ以外にも、昼間眠くて仕方がない、睡眠中に病的な運動や行動が起きてくる、睡眠のリズムが乱れて戻せない、など他の特徴をもつ疾患もあります。

睡眠障害によって日中の眠気やだるさ、集中力の低下などが引き起こされると、日々の生活に支障をきたし、極端な場合にはさまざまな事故につながることもあります。また、睡眠障害が長期間持続すると、生活習慣病やうつ病などにかかりやすくなると言われています。そのため、睡眠障害は放置せず、適切に対処することが重要です。

睡眠障害の治療は疾患によって異なっており、睡眠薬の服用だけが睡眠障害の治療ではありません。症状やサイン、診察や検査の結果から、その原因となる疾患を適切に診断し、原因に応じた治療を行ってまいります。

睡眠障害の主な症状

  • 寝付けない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 早すぎる時間に目が覚める
  • よく寝たはずなのに眠った気がしない
  • 長時間眠っても疲れが取れない
  • 大事な時に眠ってしまう
  • 寝てる間に叫んでしまう、暴れてしまう

このような症状以外にも眠りに関するお悩みはご相談ください。

摂食障害

「拒食症」「過食症」として知られている摂食障害ですが、「痩せていることが美しい」というような風潮がある国や地域の女性に多く、また思春期や若い年齢の発症がほとんどです。

大きく2つのタイプに分けられ、何か大きく自信を失ったりするような出来事をきっかけに、ものを食べることができなくなり、ある程度痩せてしまっても食事量を増やすことができずにどんどん痩せていくケース、途中から突然大量の食事を取るようになり過食に移行するケースがあります。

いずれにせよ一種の依存症であり、食べない・または食べ続けることで精神の安定をはかっている状態です。

一過性で終わることは少なく、ほとんどの場合は慢性化しています。また、自分が摂食障害であるという認識を持っている人は少なく、それが慢性化の原因の一つにもなっています。

拒食症の場合、自分が摂食障害であると気付いていたとしても、周りにはいたって健康であると振る舞うため、人前では周りと同じように食事を取っていても、あとで隠れて吐き出しているという場合もあります。

また、社交性不安障害や強迫性障害などの不安障害、リストカットなどの自傷行為や学生であれば不登校を併っていることも多く、社会生活が困難な場合もあります。

お困りのことがあればご相談ください。

おとなの発達障害

発達障害とは生まれ持った発達上の個性があることで、日常生活に支障をきたしている状態です。

発達障害には自閉スペクトラム症(ASD)(アスペルガー症候群など)、注意欠如多動症(ADHD)などが含まれ、近年注目が集まっている疾患です。

これらの特性を持つ人たちの中には、発達障害とは気づかれずに困っていたり、大人になって環境が変わることで日常生活に支障をきたすようになることがあります。「何度言ってもわからない」「努力が足りない」等の誤解を受け、ひどく思い悩んでおられるケースも見受けられます。

また、うつ病等の精神疾患を患っておられ、治療してもよくならないケースでは発達障害が合併していることもあります。

当クリニックでは心理検査を行い、適切に診断・治療を行っております。

このような症状でお困りの際はご相談ください。

月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)は、生理の1週間ほど前から、下腹部や乳房の痛みなどの症状、いらいらや憂うつなどの精神的な症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。

症状が現れるタイミングは人によって差異があり、生理の2週間ほど前の人がいれば、2、3日前に集中する人もいます。

また、症状自体も150種類以上あり、身体面に現れるもの、精神面に現れるもの、軽いものから重いものまで様々です。

しかし、いずれもその原因がはっきりと特定されておらず、生理に伴うホルモンバランスの変化が主に関係しているとは言われています。

PMS(月経前症候群)の主な症状

  • 頭痛
  • 首や肩のこり
  • 吐き気
  • 下腹部の痛み
  • 乳房の痛み・張り
  • 肌荒れ
  • めまい
  • イライラする
  • 憂うつな気分になる
  • 眠れない
  • 孤独感や虚しさを感じる
  • 集中力・判断力が低下する

当クリニックではPMS(月経前症候群)の特に精神症状に対し、抗うつ薬・抗不安薬・漢方薬・鍼灸などを用い治療を行っております。お困りの際はご相談ください。

アルコール依存症

アルコール依存症では、強い飲酒欲求により日常生活が制御困難となり、時には問題行動が出るにもかかわらず、多量の飲酒を続け、飲酒量が増えていき、飲酒をしないと離脱症状が生じます。

断酒が最優先ですが、最初から断酒を覚悟できない患者様も多くみられます。最近では、節酒から試みていく治療も推奨されるようになりました。

断酒や節酒をするにあたっては、離脱症状の予防にも努める必要があります。状態に応じて睡眠薬や安定剤を使用します。

また、アルコールの多飲によってビタミンなどの栄養素が消費され、ビタミンが欠乏していることが時々みられます。そのような栄養素の欠乏によって様々な身体症状がみられることがあり、状態によってはビタミン剤を併用します。

断酒が成功した後もアルコール依存症の再発リスクは高く、予防を考えていくことが重要となります。定期的なカウンセリングや断酒会への参加などをご本人と一緒に考えていきます。

診療案内